医薬経済オンライン

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致死性高い鳥インフルウイルス上陸必至

中国で感染者急増のH7N9型への警戒怠るな

ノンフィクション作家 辰濃哲郎

2017年3月15日号

 H7N9の鳥インフルエンザウイルスをご存じだろうか。  中国でヒトへの感染が470人を超えたと伝えられているウイルスだ。世界中の鳥インフルエンザの動きを追う『Flu Trackers』というサイトによれば、このウイルスが初めて出現した13年2月から昨年7月までの3年半での感染者数は804人に上る。  ところが、昨年10月から3月初旬までの半年で、感染者は477人に達した。恐らくウイルスが特定されていない感染者も多いので、実数はさらに膨れ上がるはずだ。中国からの情報が滞っているので定かではないが、世界保健機関(WHO)の推定では致死率40%という。感染すれば、死を覚悟しなければならないほどの高い病原性だ。  そのH7N9ウイルスが、中国国内から世界へと飛び火しそうだとなると、とても他人事ではいられない。  ウイルスの世界は謎...  H7N9の鳥インフルエンザウイルスをご存じだろうか。  中国でヒトへの感染が470人を超えたと伝えられているウイルスだ。世界中の鳥インフルエンザの動きを追う『Flu Trackers』というサイトによれば、このウイルスが初めて出現した13年2月から昨年7月までの3年半での感染者数は804人に上る。  ところが、昨年10月から3月初旬までの半年で、感染者は477人に達した。恐らくウイルスが特定されていない感染者も多いので、実数はさらに膨れ上がるはずだ。中国からの情報が滞っているので定かではないが、世界保健機関(WHO)の推定では致死率40%という。感染すれば、死を覚悟しなければならないほどの高い病原性だ。  そのH7N9ウイルスが、中国国内から世界へと飛び火しそうだとなると、とても他人事ではいられない。  ウイルスの世界は謎だ

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