医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

医薬経済気象台

米利上げ後の為替相場の行方

—凪の状態が続くのか—

2017年3月15日号

 円ドル相場は小幅の値動きが続いている。今年は1月に117.98円からスタート。これが安値で、高値は113.35円と変動幅が大きかった。基調は円高の方向で、月間の変動幅は4.63円だった。トランプ米大統領が自身のツイッターで円安誘導と批判し、しかも昨年11月以降の円安が想定外であったことから、反動が生じたのは当然だった。  トランプ大統領の保護主義政策、製造業の復権といった基本スタンスからすれば、円安は相容れるものではない。円安批判が強まって当然であり、ツイッター上で円安を問題視したのも当然だった。それだけに、2月10日の日米首脳会談が注目された。  日米首脳会談では結果として円安批判の発言は封印されたようだ。逆に親密な関係を構築したと胸を撫で下ろす声が多く聞かれた。それ以降は確かに日本を対象にした批判が影を潜め、批判の矛先はほかに...  円ドル相場は小幅の値動きが続いている。今年は1月に117.98円からスタート。これが安値で、高値は113.35円と変動幅が大きかった。基調は円高の方向で、月間の変動幅は4.63円だった。トランプ米大統領が自身のツイッターで円安誘導と批判し、しかも昨年11月以降の円安が想定外であったことから、反動が生じたのは当然だった。  トランプ大統領の保護主義政策、製造業の復権といった基本スタンスからすれば、円安は相容れるものではない。円安批判が強まって当然であり、ツイッター上で円安を問題視したのも当然だった。それだけに、2月10日の日米首脳会談が注目された。  日米首脳会談では結果として円安批判の発言は封印されたようだ。逆に親密な関係を構築したと胸を撫で下ろす声が多く聞かれた。それ以降は確かに日本を対象にした批判が影を潜め、批判の矛先はほかに向か

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence