医薬経済オンライン

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Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

在宅医療ケアと疼痛マネジメント

第43回 その将来のための課題

株式会社アンテリオ理事 堀玲子

2017年3月15日号

 2月15日号で高度医療とその研究開発の現状を紹介した。今回は、高度医療ではアクセス難易度が高い問題があるのと同様に、在宅医療に関しても、実は敷居が高いことを指摘したい。 在宅医療を推進して、大学病院や大型地域中核病院から高齢者・難治性疾患・終末期などの患者さんを地域医療に戻す政策は、理に適っている。また、患者さんなどに対する各種アンケートからも、最終的には自宅療養を望むという解答が多かった。しかしながら、実際には病院で最期を迎えるケースがほとんどだ。 そもそも一言で在宅医療と表現しても、がんの終末期緩和ケアや、認知症などの高齢者ケア、IVH(中心静脈栄養法)などの栄養管理、障害による寝たきり患者さんの日常医療など、内容は多岐にわたる。そして、病院にいるときと同様のレベルの治療を在宅で受けるのはなかなか難しいだろう。 現在、在宅医療を専門に...  2月15日号で高度医療とその研究開発の現状を紹介した。今回は、高度医療ではアクセス難易度が高い問題があるのと同様に、在宅医療に関しても、実は敷居が高いことを指摘したい。 在宅医療を推進して、大学病院や大型地域中核病院から高齢者・難治性疾患・終末期などの患者さんを地域医療に戻す政策は、理に適っている。また、患者さんなどに対する各種アンケートからも、最終的には自宅療養を望むという解答が多かった。しかしながら、実際には病院で最期を迎えるケースがほとんどだ。 そもそも一言で在宅医療と表現しても、がんの終末期緩和ケアや、認知症などの高齢者ケア、IVH(中心静脈栄養法)などの栄養管理、障害による寝たきり患者さんの日常医療など、内容は多岐にわたる。そして、病院にいるときと同様のレベルの治療を在宅で受けるのはなかなか難しいだろう。 現在、在宅医療を専門にす

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