医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

「同じ」に拘るジェネリックが抱える不幸

第34回

鳥集徹

2017年3月15日号

「日本印度化計画」(筋肉少女帯の曲)ならぬ、厚生労働省の「日本ジェネリック化計画」は、極めて順調に進んでいるようだ。 政府は17年半ばまでに後発品の使用割合を数量ベースで70%以上にする目標を設定しているが、主に中小企業の従業員と家族が加入する「協会けんぽ」(全国健康保険協会)の公表データによると、すでに昨年10月の時点で68.8%と、目標までわずか1.2ポイントに迫っているそうだ。 わが家にも、新しい健康保険証とともに「ジェネリック医薬品希望カード」が同封されてきた。医療機関にも、調剤薬局にもインセンティブがついている。国がここまでやっているのだから、普及しないわけがない。 ご存じの方も多いのではないかと思うが、筆者は「週刊文春」で何度もジェネリック批判記事を書き、その都度、読者から大きな反響を得てきた。一度は、同誌の「人気記事ランキング」で1位を... 「日本印度化計画」(筋肉少女帯の曲)ならぬ、厚生労働省の「日本ジェネリック化計画」は、極めて順調に進んでいるようだ。 政府は17年半ばまでに後発品の使用割合を数量ベースで70%以上にする目標を設定しているが、主に中小企業の従業員と家族が加入する「協会けんぽ」(全国健康保険協会)の公表データによると、すでに昨年10月の時点で68.8%と、目標までわずか1.2ポイントに迫っているそうだ。 わが家にも、新しい健康保険証とともに「ジェネリック医薬品希望カード」が同封されてきた。医療機関にも、調剤薬局にもインセンティブがついている。国がここまでやっているのだから、普及しないわけがない。 ご存じの方も多いのではないかと思うが、筆者は「週刊文春」で何度もジェネリック批判記事を書き、その都度、読者から大きな反響を得てきた。一度は、同誌の「人気記事ランキング」で1位を獲得

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