適正流通基準が「業者」に引導
偽ハーボニー問題で機運高まる「GDP省令化」
2017年3月1日号
「GDPの動向が気になる」
医薬品卸関係者が注視するのは、日本の経済指標のひとつである国内総生産「GDP」(グロス・ドメスティック・プロダクト)ではない。ここで言うGDPとは、医薬品の流通過程において、より厳格な品質や安全性体制を確保するために厚生労働省が策定に動いている、医薬品適正流通基準「日本版GDP」(グッド・ディストリビューション・プラクティス)のことである。
現在、先行して導入されている「海外版GDP」について、16年度の厚労科学研究で調査・研究しており、「日本版GDP」策定に向けた検討材料として5月頃には、研究成果が公開される見通しだ。「分担研究者」としてその任を負うのは、偽造医薬品や医薬品アクセスなど海外の事情に明るい金沢大学の木村和子教授である。
厚労科学研究の期限が差し迫った今年1...
「GDPの動向が気になる」
医薬品卸関係者が注視するのは、日本の経済指標のひとつである国内総生産「GDP」(グロス・ドメスティック・プロダクト)ではない。ここで言うGDPとは、医薬品の流通過程において、より厳格な品質や安全性体制を確保するために厚生労働省が策定に動いている、医薬品適正流通基準「日本版GDP」(グッド・ディストリビューション・プラクティス)のことである。
現在、先行して導入されている「海外版GDP」について、16年度の厚労科学研究で調査・研究しており、「日本版GDP」策定に向けた検討材料として5月頃には、研究成果が公開される見通しだ。「分担研究者」としてその任を負うのは、偽造医薬品や医薬品アクセスなど海外の事情に明るい金沢大学の木村和子教授である。
厚労科学研究の期限が差し迫った今年1月
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