現場が望む社会保障制度
地域医療構想と「データ」の扱い
第22回
東京財団研究員兼政策プロデューサー 三原 岳
2017年3月1日号
「可視化を通じた客観的データに基づく政策」「データによる制御機構をもって医療ニーズと提供体制のマッチングを図る」——。地域医療構想の制度化を明記した13年8月の社会保障制度改革国民会議報告書の一節である。実際、地域医療構想では人口推計、患者の受療行動、25年に必要となる病床数の推計などについて、さまざまなツールが国から示され、データに基づく議論が進められつつある。
だが、公権力を持つ行政がデータの使い方を間違えると、医療機関や患者の行動を不必要に規制する手段にもなり得る。地域医療構想を考える第4回はデータに着目しつつ、論点と課題を考察したい。
「可視化を通じた客観的データに基づく政策」「データによる制御機構をもって医療ニーズと提供体制のマッチングを図る」——。地域医療構想の制度化を明記した13年8月の社会保障制度改革国民会議報告書の一節である。実際、地域医療構想では人口推計、患者の受療行動、25年に必要となる病床数の推計などについて、さまざまなツールが国から示され、データに基づく議論が進められつつある。
だが、公権力を持つ行政がデータの使い方を間違えると、医療機関や患者の行動を不必要に規制する手段にもなり得る。地域医療構想を考える第4回はデータに着目しつつ、論点と課題を考察したい。
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録