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HOLMES & VACCINE

切り札も失った製薬業界

第43回 〜抗肥満薬の苦難〜

コイツ・ドナン

2017年3月1日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬産業の将来を推理している。ホームズはOECDデータなどから、日本では今後も薬剤費抑制策が強力に進むと断言した。一方、日本企業は抗生物質バブルで研究開発力を強化しながら、消化器官用薬領域などでブロックバスターを生み出すといった努力を続けてきた。さらに製薬企業は大きな発明をしたとホームズは指摘する。それは生活習慣病治療薬であり、製薬企業が病気をつくったことである。そのなかで糖尿病治療薬について振り返っている。「アカルボース」(グルコバイ)や「ボグリボース」(ベイスン)の開発とともに、その後の抗肥満薬の苦闘をホームズは紹介した。  ホームズは糖尿病治療薬と抗肥満薬で話を進めている。私の解釈では、製薬企業は、糖尿病の次というか延長にある肥満領域で生活習慣病治療薬を出そうとして... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬産業の将来を推理している。ホームズはOECDデータなどから、日本では今後も薬剤費抑制策が強力に進むと断言した。一方、日本企業は抗生物質バブルで研究開発力を強化しながら、消化器官用薬領域などでブロックバスターを生み出すといった努力を続けてきた。さらに製薬企業は大きな発明をしたとホームズは指摘する。それは生活習慣病治療薬であり、製薬企業が病気をつくったことである。そのなかで糖尿病治療薬について振り返っている。「アカルボース」(グルコバイ)や「ボグリボース」(ベイスン)の開発とともに、その後の抗肥満薬の苦闘をホームズは紹介した。  ホームズは糖尿病治療薬と抗肥満薬で話を進めている。私の解釈では、製薬企業は、糖尿病の次というか延長にある肥満領域で生活習慣病治療薬を出そうとしてい

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