医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

史上最高益で賃上げへ

—トランプ砲は小休止か—

2017年3月1日号

 日米首脳会談は平穏無事に終わった。会談前のドナルド・トランプ大統領の発言で懸念されていた通商問題や為替問題などの経済案件は、新経済対話で議論していくことを首脳会談で合意した。新経済対話は麻生太郎副総理・財務相とマイク・ペンス副大統領をトップにして進める。取り上げるのは、財政政策・金融政策などマクロ経済政策の連携、二国間貿易に関する枠組み、インフラ・エネルギー・サイバー・宇宙などの協力の3点だ。早ければ4月に包括的議論をスタートさせる予定だ。  懸念材料が先延ばしされただけのことでしかないとの批判めいた見方もあるが、結果がどうあれ、先延ばしされただけ、影響も先送りされるわけで意味がある。しかも専門家同士で検討が進められるにしても、結論が出るまでには相当な時間がかかるのが、過去の国際交渉の常だ。この間は日本に対する「トランプ砲」は小休止状態...  日米首脳会談は平穏無事に終わった。会談前のドナルド・トランプ大統領の発言で懸念されていた通商問題や為替問題などの経済案件は、新経済対話で議論していくことを首脳会談で合意した。新経済対話は麻生太郎副総理・財務相とマイク・ペンス副大統領をトップにして進める。取り上げるのは、財政政策・金融政策などマクロ経済政策の連携、二国間貿易に関する枠組み、インフラ・エネルギー・サイバー・宇宙などの協力の3点だ。早ければ4月に包括的議論をスタートさせる予定だ。  懸念材料が先延ばしされただけのことでしかないとの批判めいた見方もあるが、結果がどうあれ、先延ばしされただけ、影響も先送りされるわけで意味がある。しかも専門家同士で検討が進められるにしても、結論が出るまでには相当な時間がかかるのが、過去の国際交渉の常だ。この間は日本に対する「トランプ砲」は小休止状態に入

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