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時代は巡り歴史は繰り返すが……

2017年3月1日号

 政府は16年12月20日、薬価基準制度の抜本改革に向けた基本方針を決定。「市場実勢価格を適時に薬価に反映して国民負担を抑制するため、全品を対象に毎年薬価調査を行い、その結果に基づき薬価改定を行う。現在2年に1回行われている薬価調査に加え、その間の年においても、大手事業者等を対象に調査を行い、価格乖離の大きい品目について薬価改定を行う」と明記した。なお、15年9月取引分(16年薬価改定に反映)の平均乖離率は約8.8%だった。 実は、よく似た事態が35年も前に起きている。81年6月に引き下げ率18.6%の大幅薬価改定が行われた。追い打ちをかけるように、臨時行政調査会(いわゆる土光臨調)が、同年7月10日の第一次答申で、医療費・薬剤費の適正化を要請した。薬価基準について、薬価調査を毎年行い、これにより薬価改定を行うことなどを提起した。提案を受けて、中央社会保険医療協議...  政府は16年12月20日、薬価基準制度の抜本改革に向けた基本方針を決定。「市場実勢価格を適時に薬価に反映して国民負担を抑制するため、全品を対象に毎年薬価調査を行い、その結果に基づき薬価改定を行う。現在2年に1回行われている薬価調査に加え、その間の年においても、大手事業者等を対象に調査を行い、価格乖離の大きい品目について薬価改定を行う」と明記した。なお、15年9月取引分(16年薬価改定に反映)の平均乖離率は約8.8%だった。 実は、よく似た事態が35年も前に起きている。81年6月に引き下げ率18.6%の大幅薬価改定が行われた。追い打ちをかけるように、臨時行政調査会(いわゆる土光臨調)が、同年7月10日の第一次答申で、医療費・薬剤費の適正化を要請した。薬価基準について、薬価調査を毎年行い、これにより薬価改定を行うことなどを提起した。提案を受けて、中央社会保険医療協議会で

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