ドラッグストアが勝利したワケ | 医薬経済オンライン

賛否両論

ドラッグストアが勝利したワケ

2017年3月1日号

「安倍さんは今でも厚労省を恨んでいる。決して許していない」元厚生労働省幹部が解説する。　第一次安倍内閣時代、結局、年金問題が命取りとなって選挙に負け退陣に追い込まれた〝恨み〟が安倍晋三首相には今なお残っているという。年金問題が国会で浮上したとき、当時の厚労省は安倍首相に「ここまで言っていいのか、という所まで言わせた」そうだ。ところが、実際はボロボロ。「厚労省に嵌められたと思っている」元幹部は説き明かす。こうした感情が、現在の首相官邸に漂っていても不思議ではない。　さて、調剤ポイント問題。10年から足掛け7年に渡って、賛成派のドラッグストア協会と反対派の日本薬剤師会がつば迫り合いを続けてきた問題に、ひとつの結論が出た。　厚労省は1月25日地方厚生局に「事務連絡」を通達。調剤ポイントを「医療保険制度上、相応しくない」としながらも「当面」は患者自己... 「安倍さんは今でも厚労省を恨んでいる。決して許していない」元厚生労働省幹部が解説する。　第一次安倍内閣時代、結局、年金問題が命取りとなって選挙に負け退陣に追い込まれた〝恨み〟が安倍晋三首相には今なお残っているという。年金問題が国会で浮上したとき、当時の厚労省は安倍首相に「ここまで言っていいのか、という所まで言わせた」そうだ。ところが、実際はボロボロ。「厚労省に嵌められたと思っている」元幹部は説き明かす。こうした感情が、現在の首相官邸に漂っていても不思議ではない。　さて、調剤ポイント問題。10年から足掛け7年に渡って、賛成派のドラッグストア協会と反対派の日本薬剤師会がつば迫り合いを続けてきた問題に、ひとつの結論が出た。　厚労省は1月25日地方厚生局に「事務連絡」を通達。調剤ポイントを「医療保険制度上、相応しくない」としながらも「当面」は患者自己負担

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