医薬経済オンライン

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「トランプ哲学」と日本の薬価

外国平均価格調整でも“ツケ払い”要求

2017年2月15日号

「米国の価格は平均を出す際に除外すべき」  中央社会保険医療協議会では、診療側と支払側が合意した内容については、そのとおりにルール化されることを前提に議論が行われている。それに倣えば、1月25日、薬価の「外国平均価格調整」の際に、米国価格を外すことで両側の意見が概ね一致したことから、18年度薬価制度改革で、それが実現する運びとなるはずだ。  だが、そう単純ではなく、視界を不良にする事情が横たわる。それが、米トランプ大統領の就任だ。  米国研究製薬工業協会(PhRMA)のパトリック・ジョンソン在日執行委員会委員長(日本イーライリリー社長)でさえ、本国のトップリーダーが何を繰り出すのか見通せない、混沌とした状況が生まれている。  まずは外国平均価格調整に関して、中医協で合意した内容を見ていく。このル... 「米国の価格は平均を出す際に除外すべき」  中央社会保険医療協議会では、診療側と支払側が合意した内容については、そのとおりにルール化されることを前提に議論が行われている。それに倣えば、1月25日、薬価の「外国平均価格調整」の際に、米国価格を外すことで両側の意見が概ね一致したことから、18年度薬価制度改革で、それが実現する運びとなるはずだ。  だが、そう単純ではなく、視界を不良にする事情が横たわる。それが、米トランプ大統領の就任だ。  米国研究製薬工業協会(PhRMA)のパトリック・ジョンソン在日執行委員会委員長(日本イーライリリー社長)でさえ、本国のトップリーダーが何を繰り出すのか見通せない、混沌とした状況が生まれている。  まずは外国平均価格調整に関して、中医協で合意した内容を見ていく。このルー

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