医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

FDAガイドラインで活気付くBS市場

日本は参戦すら叶わず不戦敗か

参院議員政策担当秘書 岡田裕二

2017年2月15日号

 今年は世界のバイオシミラー(BS)メーカーにとって、生死を分ける大きなターニングポイントとなりそうだ。というのも、米国食品医薬品局(FDA)が1月17日、ホームページを通じてBSの互換性に関するガイドラインの草案を公開したからだ。FDAは12年に公衆衛生法の改正により、BSの定義と許可要件などを法制化し、その際にBSを一般BSと、互換BS(Interchangeable Product)の2種類に分類している。だが、これまでのところ互換BSに関する明確な定義は示されてこなかった。  互換BSとして認められた場合は、医師の処方変更を経ずとも、薬局で自由に置き換えて調剤することが可能となる。それだけオリジナル医薬品と同等性が確保されているという意味だ。また承認から1年間は、互換BSとしての地位を独占することができる。しかし詳細なガイドラインがこれまでなか...  今年は世界のバイオシミラー(BS)メーカーにとって、生死を分ける大きなターニングポイントとなりそうだ。というのも、米国食品医薬品局(FDA)が1月17日、ホームページを通じてBSの互換性に関するガイドラインの草案を公開したからだ。FDAは12年に公衆衛生法の改正により、BSの定義と許可要件などを法制化し、その際にBSを一般BSと、互換BS(Interchangeable Product)の2種類に分類している。だが、これまでのところ互換BSに関する明確な定義は示されてこなかった。  互換BSとして認められた場合は、医師の処方変更を経ずとも、薬局で自由に置き換えて調剤することが可能となる。それだけオリジナル医薬品と同等性が確保されているという意味だ。また承認から1年間は、互換BSとしての地位を独占することができる。しかし詳細なガイドラインがこれまでなかっ

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence