医薬経済気象台
どうなるか17年の世界景気
—足元では改善の動き—
2017年2月15日号
世界が〝トランプ劇場〟に目を奪われているなかで、先進国を中心に世界の経済指標は上向いてきた。17年の世界景気は先進国主導で回復に向かう可能性がある。トランプ政権のインフラ投資、大型減税など財政による成長率拡大の公約実行は今後のことだが、その期待感が心理効果としてプラスに作用している。
先進国主導の景気浮上の動きは、景気の先行指標に示されている。国際的に注目されているのが、PMI(製造業購買担当者指数)だ。米国ではISM(製造業景況指数)と呼ぶ。製造業の購買担当者へのアンケート調査をもとに指数化したもので、指数が50を上回れば景気拡大、下回れば景気後退を示唆するとされる。今年1月の指数が相次いで発表されたが、一部の新興国を除いて、数値は景気が上向くことを期待させるものとなった。
米国の1月のISM指数は56.0と昨年1...
世界が〝トランプ劇場〟に目を奪われているなかで、先進国を中心に世界の経済指標は上向いてきた。17年の世界景気は先進国主導で回復に向かう可能性がある。トランプ政権のインフラ投資、大型減税など財政による成長率拡大の公約実行は今後のことだが、その期待感が心理効果としてプラスに作用している。
先進国主導の景気浮上の動きは、景気の先行指標に示されている。国際的に注目されているのが、PMI(製造業購買担当者指数)だ。米国ではISM(製造業景況指数)と呼ぶ。製造業の購買担当者へのアンケート調査をもとに指数化したもので、指数が50を上回れば景気拡大、下回れば景気後退を示唆するとされる。今年1月の指数が相次いで発表されたが、一部の新興国を除いて、数値は景気が上向くことを期待させるものとなった。
米国の1月のISM指数は56.0と昨年12月
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