医薬経済オンライン

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平時医療の破錠に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜

すべての答えは市場にある

第22回

一般社団法人TACMEDA協議会理事長 照井資規

2017年2月15日号

 現在、日本は周辺国のいずれとも「敵対」関係にあり、核兵器保有国3国に囲まれているという、国土防衛の面で歴史上最もかつ世界的にも類を見ない危険な状態にある。さらに16年12月12日から自衛隊PKO部隊の「駆け付け警護」などの新任務が開始されたが、このこともまた他の先進国では避けているような危機を招いている。  南スーダンに展開するPKO参加13ヵ国の内訳は、工兵部隊としての日本、英国、インド、韓国、中国、バングラデシュの5ヵ国に加え、歩兵や航空部隊の主力はアフリカやアジアの新興国だ。  PKO部隊編成が先進国主導から、紛争地周辺国や新興国の参加を募る流れに変わったのは、PKOのリスクが高まったからにほかならない。これは、今のPKOが撤退せず、交戦主体となることが避けられないためである。  94年、ルワンダでの住民...  現在、日本は周辺国のいずれとも「敵対」関係にあり、核兵器保有国3国に囲まれているという、国土防衛の面で歴史上最もかつ世界的にも類を見ない危険な状態にある。さらに16年12月12日から自衛隊PKO部隊の「駆け付け警護」などの新任務が開始されたが、このこともまた他の先進国では避けているような危機を招いている。  南スーダンに展開するPKO参加13ヵ国の内訳は、工兵部隊としての日本、英国、インド、韓国、中国、バングラデシュの5ヵ国に加え、歩兵や航空部隊の主力はアフリカやアジアの新興国だ。  PKO部隊編成が先進国主導から、紛争地周辺国や新興国の参加を募る流れに変わったのは、PKOのリスクが高まったからにほかならない。これは、今のPKOが撤退せず、交戦主体となることが避けられないためである。  94年、ルワンダでの住民虐

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