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眺望「医薬街道」

セルフメディケーション税制の「損得」

近藤正觀

2017年2月15日号

 1月からセルフメディケーション税制(医療費控除の特例)が開始された。対象期間は17年1月から21年12月までの5年間だ。セルフメディケーション税制とは、健康の維持増進と疾病の予防への取り組みを行う個人が自身または生計をともにする家族が、いわゆるスイッチOTC薬を購入した場合に年間購入金額合計が1万2000円を超えたとき、その超えた金額を総所得金額から引く(控除)とする特別税制だ。ただし、控除金額の上限は8万8000円までとなっている。 現在適用される品目は81成分1577品目に限定されている。インドメタシン製剤やプレドニゾロン吉草酸エステル、フェルビナク製剤、イブプロフェン製剤などだ。 WHO(世界保健機関)のセルフメディケーションの定義は「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」。国民の自発的な健康管理や疾病予防の取り組みの促進は...  1月からセルフメディケーション税制(医療費控除の特例)が開始された。対象期間は17年1月から21年12月までの5年間だ。セルフメディケーション税制とは、健康の維持増進と疾病の予防への取り組みを行う個人が自身または生計をともにする家族が、いわゆるスイッチOTC薬を購入した場合に年間購入金額合計が1万2000円を超えたとき、その超えた金額を総所得金額から引く(控除)とする特別税制だ。ただし、控除金額の上限は8万8000円までとなっている。 現在適用される品目は81成分1577品目に限定されている。インドメタシン製剤やプレドニゾロン吉草酸エステル、フェルビナク製剤、イブプロフェン製剤などだ。 WHO(世界保健機関)のセルフメディケーションの定義は「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」。国民の自発的な健康管理や疾病予防の取り組みの促進は医

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