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間違いだらけのHTA

OECD保健大臣会合とHTA

第19回

東京大学大学院薬学系研究科 五十嵐中

2017年2月1日号

OECD保健相会合(塩崎恭久厚労相ホームページより) 第18回(1月1日号)の冒頭で、17年1月18日に英国のHTA機関NICEで抗PD1抗体「オプジーボ」の第4回アプレイザル委員会が開催されると述べた。しかし、入稿「直後」の16年12月22日に、「企業から新たなエビデンスを提出したいと要望が出されたため、18日の委員会は延期する」との声明が出された。現段階(1月25日)では、追加の動きはとくに見られない。  前回紹介したとおり、対抗馬たる「キイトルーダ」がPDL1「1%以上」発現の患者に対して「NHS(国民保健サービス)の本体予算」で給付するという決定が出された状況だ。公表されている最新(16年10月) のアプレイザル委員会で、オプジーボがPDL1「10%以上」発現の患者に絞りこまれ、なおかつ本体ではなく「CDF(がん特別基金)で時限的に」給付が提案されて... OECD保健相会合(塩崎恭久厚労相ホームページより) 第18回(1月1日号)の冒頭で、17年1月18日に英国のHTA機関NICEで抗PD1抗体「オプジーボ」の第4回アプレイザル委員会が開催されると述べた。しかし、入稿「直後」の16年12月22日に、「企業から新たなエビデンスを提出したいと要望が出されたため、18日の委員会は延期する」との声明が出された。現段階(1月25日)では、追加の動きはとくに見られない。  前回紹介したとおり、対抗馬たる「キイトルーダ」がPDL1「1%以上」発現の患者に対して「NHS(国民保健サービス)の本体予算」で給付するという決定が出された状況だ。公表されている最新(16年10月) のアプレイザル委員会で、オプジーボがPDL1「10%以上」発現の患者に絞りこまれ、なおかつ本体ではなく「CDF(がん特別基金)で時限的に」給付が提案されてい

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