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医政羅針盤

少子化の進展と医療・介護人材確保

山形大学大学院医学系研究科医療政策学講座教授 村上正泰

2017年2月1日号

老年2学会の提言で会見した大内尉義・虎の門病院院長 これからの人口動態の変化に対応するため、医療・介護の分野では、地域医療構想の策定や地域包括ケアの推進が行われているが、人口動態は医療・介護ニーズを変化させるだけでなく、サービス提供側にも大きな影響を及ぼす。少子化の進展によって、医療・介護人材をどのように確保するのかということが問題になるからだ。  筆者は、山形県内を中心に、さまざまな地域の医療・介護提供体制の検討に関与しているが、人口減少が加速する過疎地域では、偏在が問題視される医師以上に、看護師や介護職員の確保が極めて困難な状況となっている。看護師確保が困難であることを理由に、病床数や機能の見直しを迫られている病院もある。今後、都市部を中心に医療・介護需要が増加するため、それらの地域で人材不足がより顕在化すると言われている。過疎地域で... 老年2学会の提言で会見した大内尉義・虎の門病院院長 これからの人口動態の変化に対応するため、医療・介護の分野では、地域医療構想の策定や地域包括ケアの推進が行われているが、人口動態は医療・介護ニーズを変化させるだけでなく、サービス提供側にも大きな影響を及ぼす。少子化の進展によって、医療・介護人材をどのように確保するのかということが問題になるからだ。  筆者は、山形県内を中心に、さまざまな地域の医療・介護提供体制の検討に関与しているが、人口減少が加速する過疎地域では、偏在が問題視される医師以上に、看護師や介護職員の確保が極めて困難な状況となっている。看護師確保が困難であることを理由に、病床数や機能の見直しを迫られている病院もある。今後、都市部を中心に医療・介護需要が増加するため、それらの地域で人材不足がより顕在化すると言われている。過疎地域では

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