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経済記事の読み方

「信販の存在意義」に拘るオリコ

若年世代をいかに取り込むか

2017年2月1日号

課題多いオリコ 景気低迷で存在感が増すはずなのに、今ひとつ振るわないのが信販業界だ。クレジットカードは財布にやさしい分割払いに限界があり、消費者金融はそれ自体でショッピングはできない。カードが使えてキャッシングもでき、長期の分割払いまで可能という〝万能選手〟は、これからどこに向かおうとしているのか。  オリエントコーポレーション(オリコ)は信販業界の最大手。一昔前までは老舗の日本信販(現三菱UFJニコス)と激しい首位争いを演じていたが、ニコスがメガバンクの軍門に下って信販業務を放棄、業界から姿を消して以来の一人天下が続く。  だが、オリコもバブルのツケや過払い金請求で塗炭の苦しみを味わってきた。それでも総取扱高4兆円、営業収益2000億円(16年3月期、単体)を誇る。  ここで、あまり触れることのない信販業界の現代史を紐解いてみよう。  1951年に日... 課題多いオリコ 景気低迷で存在感が増すはずなのに、今ひとつ振るわないのが信販業界だ。クレジットカードは財布にやさしい分割払いに限界があり、消費者金融はそれ自体でショッピングはできない。カードが使えてキャッシングもでき、長期の分割払いまで可能という〝万能選手〟は、これからどこに向かおうとしているのか。  オリエントコーポレーション(オリコ)は信販業界の最大手。一昔前までは老舗の日本信販(現三菱UFJニコス)と激しい首位争いを演じていたが、ニコスがメガバンクの軍門に下って信販業務を放棄、業界から姿を消して以来の一人天下が続く。  だが、オリコもバブルのツケや過払い金請求で塗炭の苦しみを味わってきた。それでも総取扱高4兆円、営業収益2000億円(16年3月期、単体)を誇る。  ここで、あまり触れることのない信販業界の現代史を紐解いてみよう。  1951年に日本

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