医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

市場の低迷の打開策に「運動療法」支援事業を

第31回

鳥集徹

2017年2月1日号

 今年1月12日の医薬経済社「RISFAX」に、興味深い記事が載っていた。「『服薬数減少』が市場低迷に拍車 10〜12月のマイナスに、残薬整理が影響も」という見出しで、「16年度下半期のスタートとなる10月から3ヵ月連続で医療用医薬品市場はマイナスとなったようだ」と伝えている。 16年度の診療報酬改定で、入院前に6種類以上処方されていた場合、退院時に2種類以上減薬させると250点が算定される「薬剤総合評価調整加算」が導入された。また、調剤報酬改定では、患者が残薬を薬局に持参すると、薬局が「外来服薬支援料」の185点を算定できる仕組みもできた。それが、医療機関での「処方種類数」の減少と調剤薬局での「残薬整理」につながり、市場低迷の契機となったと記事は解説している。 さらに注目すべきなのが、都内の診療所経営者の話として、「患者が自己負担や服薬量を気にすることが多く...  今年1月12日の医薬経済社「RISFAX」に、興味深い記事が載っていた。「『服薬数減少』が市場低迷に拍車 10〜12月のマイナスに、残薬整理が影響も」という見出しで、「16年度下半期のスタートとなる10月から3ヵ月連続で医療用医薬品市場はマイナスとなったようだ」と伝えている。 16年度の診療報酬改定で、入院前に6種類以上処方されていた場合、退院時に2種類以上減薬させると250点が算定される「薬剤総合評価調整加算」が導入された。また、調剤報酬改定では、患者が残薬を薬局に持参すると、薬局が「外来服薬支援料」の185点を算定できる仕組みもできた。それが、医療機関での「処方種類数」の減少と調剤薬局での「残薬整理」につながり、市場低迷の契機となったと記事は解説している。 さらに注目すべきなのが、都内の診療所経営者の話として、「患者が自己負担や服薬量を気にすることが多くな

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