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眺望「医薬街道」

医師の地域偏在にはドクターフィーを

近藤正觀

2017年2月1日号

 医師の絶対数不足が叫ばれて久しい。政府は16年の医学部入学定員を9262人とし、前年度から128人の定員増を図っている。また、14年の人口10万人当たりの全国の勤務医師数は233・6人で04年の201人に比べて32・6人の増加である。しかし、17〜19年の定員は慎重に精査するとした。 全国的に医師数は増加しているが医療現場では、「医師の地域偏在」と「診療科偏在」の問題は解消していない。医療従事者の需給に関する検討会に、この偏在について対応すべく「新たな医療の在り方を踏まえた医師看護師等の働き方ビジョン検討会」が設けられている。医療は患者の診察から始まるので、対面しないということはあり得ない。地域にある程度の医師数が必要なのである。 医師の地域偏在対策にチーム医療が叫ばれ、看護師の担当業務拡大も実現されてはいるが、根本的解決に至っていない。人口10万人当たりの医師数を...  医師の絶対数不足が叫ばれて久しい。政府は16年の医学部入学定員を9262人とし、前年度から128人の定員増を図っている。また、14年の人口10万人当たりの全国の勤務医師数は233・6人で04年の201人に比べて32・6人の増加である。しかし、17〜19年の定員は慎重に精査するとした。 全国的に医師数は増加しているが医療現場では、「医師の地域偏在」と「診療科偏在」の問題は解消していない。医療従事者の需給に関する検討会に、この偏在について対応すべく「新たな医療の在り方を踏まえた医師看護師等の働き方ビジョン検討会」が設けられている。医療は患者の診察から始まるので、対面しないということはあり得ない。地域にある程度の医師数が必要なのである。 医師の地域偏在対策にチーム医療が叫ばれ、看護師の担当業務拡大も実現されてはいるが、根本的解決に至っていない。人口10万人当たりの医師数を見

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