医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

定着するか医療機器の「ジェネリック」

日本でも盛り上がりつつある「再製造」運動

2017年1月15日号

 少々、表現は良くない言葉だが、「使い回し」をやめて、きちんと再製造した医療機器として使おう、という取り組みが始まっている。呼び掛けているのは国際医療福祉大学大学院の武藤正樹教授だ。電極(EP)カテーテルを筆頭に高額な医療機器は1回限りの使い捨て(SUD=シングル・ユース・デバイス)とされているが、現実には多くの医療機関で「使い捨てはもったいない。まだ使える」と、院内滅菌して再利用している。こうした使い回しの現状をやめ、きちんと再製造するルールに改めようという運動だ。  武藤教授は厚生労働省に働き掛け、「厚生労働特別研究」として東京女子医科大学の上塚芳郎教授たちと国内医療機関、医療機器のOEMメーカーへの聞き取り調査に加え、すでに再製造を行っている米国やドイツ、これから取り組む英国をはじめとする欧州諸国での実態を調査。厚労省に訴えていく一...  少々、表現は良くない言葉だが、「使い回し」をやめて、きちんと再製造した医療機器として使おう、という取り組みが始まっている。呼び掛けているのは国際医療福祉大学大学院の武藤正樹教授だ。電極(EP)カテーテルを筆頭に高額な医療機器は1回限りの使い捨て(SUD=シングル・ユース・デバイス)とされているが、現実には多くの医療機関で「使い捨てはもったいない。まだ使える」と、院内滅菌して再利用している。こうした使い回しの現状をやめ、きちんと再製造するルールに改めようという運動だ。  武藤教授は厚生労働省に働き掛け、「厚生労働特別研究」として東京女子医科大学の上塚芳郎教授たちと国内医療機関、医療機器のOEMメーカーへの聞き取り調査に加え、すでに再製造を行っている米国やドイツ、これから取り組む英国をはじめとする欧州諸国での実態を調査。厚労省に訴えていく一方

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence