医薬経済オンライン

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斜陽産業に向かう医薬品業界

どこも利益が取れない状況に陥った

2017年1月15日号

 1月6日。ザ・プリンスパークタワー東京のコンベンションホールで、毎年恒例の東京薬業4団体の新年賀詞交歓会が開かれた。14年9月の就任以来、「3年連続」で訪れた塩崎恭久厚生労働相。最初の15年は「大臣がわざわざ来てくれたのか」などと会場も歓迎ムード一色だったが、今年は雰囲気が違っていた。それを察知していたのだろう。塩崎厚労相の声のトーンも随分と低いものだった。  挨拶時間は10分と長い部類に入るが、内容の多くは言い訳だった。「イノベーションが大切」と説いてきた塩崎厚労相だが、今回の挨拶でも「製薬産業の育成」という言葉を使ったが、会場は一向に盛り上がらない。挨拶を終えるとそそくさと公務のため、その場を去った。  政府が年末に決めた「薬価制度の抜本改革に向けた基本方針」とその前に下した「オプジーボ」の薬価50%引き下げでは、塩崎厚労相がおめでたいネタを出...  1月6日。ザ・プリンスパークタワー東京のコンベンションホールで、毎年恒例の東京薬業4団体の新年賀詞交歓会が開かれた。14年9月の就任以来、「3年連続」で訪れた塩崎恭久厚生労働相。最初の15年は「大臣がわざわざ来てくれたのか」などと会場も歓迎ムード一色だったが、今年は雰囲気が違っていた。それを察知していたのだろう。塩崎厚労相の声のトーンも随分と低いものだった。  挨拶時間は10分と長い部類に入るが、内容の多くは言い訳だった。「イノベーションが大切」と説いてきた塩崎厚労相だが、今回の挨拶でも「製薬産業の育成」という言葉を使ったが、会場は一向に盛り上がらない。挨拶を終えるとそそくさと公務のため、その場を去った。  政府が年末に決めた「薬価制度の抜本改革に向けた基本方針」とその前に下した「オプジーボ」の薬価50%引き下げでは、塩崎厚労相がおめでたいネタを出せる

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