「地力」に差が出ている調剤チェーン
18年度からの改定を前に再編は必至
2017年1月15日号
株式上場している大手調剤薬局チェーン6社の業績は想定以上に厳しい内容である。17年3月期第2四半期累計業績(アインは4月期第2四半期累計、ファーマライズは5月期第1四半期)をまとめたが、6社合計売上高は前年同期比6・2%増の4022億8800万円、営業利益▲16・0%の143億700万円となった(表1)。 大手6社のうち、増収増益となったのは総合メディカル1社だけという結果だ。ファーマライズは6月から8月の3ヵ月決算ではあるが、営業赤字へと転じてしまった。このような成績となった背景には、C型慢性肝炎治療薬のピーク後の処方箋単価の下落、薬価改定、調剤報酬の大幅な変更などさまざまな要因が考えられるが、収益性のみを考えると、やはり規模の経済が業績に大きく影響したと言えるだろう。 各社の連結業績を調剤薬局事業とそれ以外の事業(非調剤薬局事業)で分けてみると、調剤チェーン間での収...
株式上場している大手調剤薬局チェーン6社の業績は想定以上に厳しい内容である。17年3月期第2四半期累計業績(アインは4月期第2四半期累計、ファーマライズは5月期第1四半期)をまとめたが、6社合計売上高は前年同期比6・2%増の4022億8800万円、営業利益▲16・0%の143億700万円となった(表1)。 大手6社のうち、増収増益となったのは総合メディカル1社だけという結果だ。ファーマライズは6月から8月の3ヵ月決算ではあるが、営業赤字へと転じてしまった。このような成績となった背景には、C型慢性肝炎治療薬のピーク後の処方箋単価の下落、薬価改定、調剤報酬の大幅な変更などさまざまな要因が考えられるが、収益性のみを考えると、やはり規模の経済が業績に大きく影響したと言えるだろう。 各社の連結業績を調剤薬局事業とそれ以外の事業(非調剤薬局事業)で分けてみると、調剤チェーン間での収益性
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録