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Patient Relations

NPO法人 オレンジティ

2017年1月15日号

若い患者への「継承」河村裕美理事長 インターネットにより、医学的な知識はひと昔前に比べ、身近なものになった。病名を検索すると、よほどの希少疾患でない限り、概要は掴める。医師から患者への「インフォームド・コンセント」もかつてと比べ、格段に普及している。 ところが、それでも患者には知りたいことがある。日々の生活のなかで当事者にしかわからない悩みだ。例えば、パートナーとの「性生活」。子宮頸がんにより、卵巣を摘出すれば、ホルモンの関係で性欲はなくなってしまう。また、がんの転移により膣の一部を切除すれば、これまでと同じ性行為はできなくなる。 こうした疑問点、悩みを医師に打ち明けることはどうしてもハードルが高く、理解されていないこともある。行き場のないもやもやをどうすればよいのか。02年1月にNPO法人オレンジティの河村裕美理事長は同じ婦人科がん体験者... 若い患者への「継承」河村裕美理事長 インターネットにより、医学的な知識はひと昔前に比べ、身近なものになった。病名を検索すると、よほどの希少疾患でない限り、概要は掴める。医師から患者への「インフォームド・コンセント」もかつてと比べ、格段に普及している。 ところが、それでも患者には知りたいことがある。日々の生活のなかで当事者にしかわからない悩みだ。例えば、パートナーとの「性生活」。子宮頸がんにより、卵巣を摘出すれば、ホルモンの関係で性欲はなくなってしまう。また、がんの転移により膣の一部を切除すれば、これまでと同じ性行為はできなくなる。 こうした疑問点、悩みを医師に打ち明けることはどうしてもハードルが高く、理解されていないこともある。行き場のないもやもやをどうすればよいのか。02年1月にNPO法人オレンジティの河村裕美理事長は同じ婦人科がん体験者に

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