平時医療体制の破錠に備える 〜電光石火こそ最良の有事医療〜
よい訓練こそが最高の福利厚生
第20回
一般社団法人TACMEDA協議会理事長 照井資規
2017年1月15日号
「兵士にとっての最高の福利厚生はよい訓練を施すことにある」
ドイツ帝国宰相オットー・フォン・ビスマルクの言である。今回は優れた救急法の訓練を施すことが、自衛官や警察官など危険に直面する職業にとって、どれだけ優れた福利厚生であるかを述べたい。
筆者は16年10月、米国で「国際標準野戦救護・治療コース」を受講した際、大統領選でドナルド・トランプ氏が優勢と肌で感じていた。米国は今「世界の警察官」をやめざる得ない状況で、国を立て直すにはビジネスマンの視点による改革が求められているためだ。
この傾向は16年5月の伊勢志摩サミットでも顕著だった。世界の平和と安定は、米国に委ねるのではなく、G7が共同で取り組む態勢へ移行することが議論された。
米国の軍事関係費は1分間に約100万ドル(1.17億円)に及び米国経...
「兵士にとっての最高の福利厚生はよい訓練を施すことにある」
ドイツ帝国宰相オットー・フォン・ビスマルクの言である。今回は優れた救急法の訓練を施すことが、自衛官や警察官など危険に直面する職業にとって、どれだけ優れた福利厚生であるかを述べたい。
筆者は16年10月、米国で「国際標準野戦救護・治療コース」を受講した際、大統領選でドナルド・トランプ氏が優勢と肌で感じていた。米国は今「世界の警察官」をやめざる得ない状況で、国を立て直すにはビジネスマンの視点による改革が求められているためだ。
この傾向は16年5月の伊勢志摩サミットでも顕著だった。世界の平和と安定は、米国に委ねるのではなく、G7が共同で取り組む態勢へ移行することが議論された。
米国の軍事関係費は1分間に約100万ドル(1.17億円)に及び米国経済を
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録