医薬経済オンライン

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深層◎薬価

手始めに「後発品から」毎年改定

4大臣基本方針で浮かぶ3つの疑問の解

2017年1月1日号

 16年12月1日、東京・港区のホテルオークラで、政府・経済財政諮問会議の民間議員を務める新浪剛史氏(サントリーホールディングス社長)が医療政策をテーマに講演した。全面的な薬価の毎年改定を求める民間議員4人のうちの1人が持論をぶつ貴重な機会とあって、製薬業界の関係者も多数訪れ、その発言に耳を傾けた。「すべての薬で(毎年改定を)やるのは大変難しい」 新浪氏は、ややトーンダウンしたようにも受け取れる言い回しを残し、降壇した。その真意を測りかね、ざわつく会場で、新浪氏が外に出るのも待ちきれず、素早く近づく男性の姿があった。 日本ジェネリック製薬協会の吉田逸郎会長(東和薬品社長)だった。180センチを超える新浪氏に、吉田氏は身を屈めながら挨拶し、頭を下げる。そして、随行した部下が、新浪氏に用意した資料を手渡す。後発品業界トップとして、毎年改定の再考を求め...  16年12月1日、東京・港区のホテルオークラで、政府・経済財政諮問会議の民間議員を務める新浪剛史氏(サントリーホールディングス社長)が医療政策をテーマに講演した。全面的な薬価の毎年改定を求める民間議員4人のうちの1人が持論をぶつ貴重な機会とあって、製薬業界の関係者も多数訪れ、その発言に耳を傾けた。「すべての薬で(毎年改定を)やるのは大変難しい」 新浪氏は、ややトーンダウンしたようにも受け取れる言い回しを残し、降壇した。その真意を測りかね、ざわつく会場で、新浪氏が外に出るのも待ちきれず、素早く近づく男性の姿があった。 日本ジェネリック製薬協会の吉田逸郎会長(東和薬品社長)だった。180センチを超える新浪氏に、吉田氏は身を屈めながら挨拶し、頭を下げる。そして、随行した部下が、新浪氏に用意した資料を手渡す。後発品業界トップとして、毎年改定の再考を求める内

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