医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

最盛期迎えるAGの「死角」

儲け放題の時期は「あとわずか」か

2017年1月1日号

 17年の後発品市場はオーソライズド・ジェネリック(AG)が最盛期を迎える年になるかもしれない。大型の生活習慣病薬である日本ベーリンガーインゲルハイムとアステラス製薬のARB「ミカルディス」や、第一三共のARB「オルメテック」、アストラゼネカと塩野義製薬の高脂血症治療剤「クレストール」で後発品が参入する見込みで、いずれの製品も「AG化するのでは」と囁かれている。  すでに周知のとおりだが、AGは後発品内で高いシェアを獲得することが証明されている。そのため、これからも目先の利益を追い求める企業が跡を絶たないと業界関係者の多くは指摘する。  目先ではAGビジネスの成功が約束されているので、「上場している先発品企業が出さない選択をするほうが、株主に叩かれる」(中堅先発品企業幹部)との意見まで出るほどだ。  確かにもっともな意見だろう。だが、AGビ...  17年の後発品市場はオーソライズド・ジェネリック(AG)が最盛期を迎える年になるかもしれない。大型の生活習慣病薬である日本ベーリンガーインゲルハイムとアステラス製薬のARB「ミカルディス」や、第一三共のARB「オルメテック」、アストラゼネカと塩野義製薬の高脂血症治療剤「クレストール」で後発品が参入する見込みで、いずれの製品も「AG化するのでは」と囁かれている。  すでに周知のとおりだが、AGは後発品内で高いシェアを獲得することが証明されている。そのため、これからも目先の利益を追い求める企業が跡を絶たないと業界関係者の多くは指摘する。  目先ではAGビジネスの成功が約束されているので、「上場している先発品企業が出さない選択をするほうが、株主に叩かれる」(中堅先発品企業幹部)との意見まで出るほどだ。  確かにもっともな意見だろう。だが、AGビジネ

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence