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間違いだらけのHTA

NICEの「キイトルーダ」評価結果

第18回

東京大学大学院薬学系研究科 五十嵐中

2017年1月1日号

 抗PD1抗体「オプジーボ」に関しては、現在(16年12月18日)のところ、非小細胞肺がんは、「PDL1発現率10%以上の患者に、条件次第でCDF(がん特別基金)推奨」からは動きがなく、17年1月18日に第4回のアプレイザル委員会が開かれることまでは公表されている。決定が次号に間に合えば、そこで改めて紹介したい。  今回はオプジーボの競合製品、「キイトルーダ」(ペンブロリズマブ)に関して、英国のNICEの評価状況を紹介しよう。  オプジーボと同様の抗PD1抗体キイトルーダは、英国での薬価は50㎎バイアルで1315ポンド。第16回(11月1日号)のオプジーボと同様に1ポンド185.1円(15年平均レート)で計算すると、1バイアル24.3万円となる。承認用量は2㎎/㎏を3週間隔で、50㎎バイアルのみと仮定して体重60キロの患者に3バイアル(150㎎)使用した場合の価...  抗PD1抗体「オプジーボ」に関しては、現在(16年12月18日)のところ、非小細胞肺がんは、「PDL1発現率10%以上の患者に、条件次第でCDF(がん特別基金)推奨」からは動きがなく、17年1月18日に第4回のアプレイザル委員会が開かれることまでは公表されている。決定が次号に間に合えば、そこで改めて紹介したい。  今回はオプジーボの競合製品、「キイトルーダ」(ペンブロリズマブ)に関して、英国のNICEの評価状況を紹介しよう。  オプジーボと同様の抗PD1抗体キイトルーダは、英国での薬価は50㎎バイアルで1315ポンド。第16回(11月1日号)のオプジーボと同様に1ポンド185.1円(15年平均レート)で計算すると、1バイアル24.3万円となる。承認用量は2㎎/㎏を3週間隔で、50㎎バイアルのみと仮定して体重60キロの患者に3バイアル(150㎎)使用した場合の価格

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