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進まぬヘリオスの「iPS細胞事業」

第23回

2017年1月1日号

 ヘリオスは眼科医の鍵本忠尚氏が11年2月、福岡市に日本網膜研究所を設立したところから始まる。同年8月、理化学研究所から理研ベンチャー制度に認定された。  13年2月にはiPSアカデミアジャパンとの間で網膜色素上皮細胞を有効成分として含有する細胞製品に関するiPS細胞樹立基本技術に関する特許実施権許諾契約を締結し、一気に注目を集めた。13年9月に商号をヘリオスに変更し、本店を東京都中央区に移転。15年6月には東証マザーズに上場を果たした。  既存株主には大日本住友製薬やニコン、渋谷工業、新日本科学、テラ、iPSアカデミアジャパンが並ぶ。公開価格は1200円だったが、初値は22.5%高い1470円。その後も株価は上昇し、上場日の終値は1688円となった。ヘリオスは上場によって70億円を調達した。iPS細胞由来組織を利用した再生医療を主力事業とする企業が上場するのは、ヘリ...  ヘリオスは眼科医の鍵本忠尚氏が11年2月、福岡市に日本網膜研究所を設立したところから始まる。同年8月、理化学研究所から理研ベンチャー制度に認定された。  13年2月にはiPSアカデミアジャパンとの間で網膜色素上皮細胞を有効成分として含有する細胞製品に関するiPS細胞樹立基本技術に関する特許実施権許諾契約を締結し、一気に注目を集めた。13年9月に商号をヘリオスに変更し、本店を東京都中央区に移転。15年6月には東証マザーズに上場を果たした。  既存株主には大日本住友製薬やニコン、渋谷工業、新日本科学、テラ、iPSアカデミアジャパンが並ぶ。公開価格は1200円だったが、初値は22.5%高い1470円。その後も株価は上昇し、上場日の終値は1688円となった。ヘリオスは上場によって70億円を調達した。iPS細胞由来組織を利用した再生医療を主力事業とする企業が上場するのは、ヘリオス

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