医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

新年景気は回復軌道に乗れるか

—トランプ政権の政策動向が焦点—

2017年1月1日号

 申年は、古来「申騒ぐ」と言われ天変地異が多い年回りとされてきたが、実際に16年は自然災害の多い年だった。熊本地震、観測史上2位タイとなる6度にわたる本土上陸を記録した台風ラッシュ、九州、北海道を襲った長期にわたる豪雨、観測史上最高を記録した猛暑と時季外れの豪雪などの自然災害が発生した。これが景気に与えた影響は半端なものではなく、低調に推移したのは当然だった。  年末近くになって急ピッチの円安、株高が心理的にプラスしたものの、年間の実質GDP成長率は0.7%程度にとどまった可能性が高い。この低成長から17年は抜け出せるだろうか。  16年は世界の政治にも想定外の事態が生じた年だった。6月に英国がEU(欧州連合)離脱を決定、11月の米国大統領選挙では暴言連発のドナルド・トランプ氏が選出された。いずれも事前予想をひっくり返すものだった。世界的に拡大するポピ...  申年は、古来「申騒ぐ」と言われ天変地異が多い年回りとされてきたが、実際に16年は自然災害の多い年だった。熊本地震、観測史上2位タイとなる6度にわたる本土上陸を記録した台風ラッシュ、九州、北海道を襲った長期にわたる豪雨、観測史上最高を記録した猛暑と時季外れの豪雪などの自然災害が発生した。これが景気に与えた影響は半端なものではなく、低調に推移したのは当然だった。  年末近くになって急ピッチの円安、株高が心理的にプラスしたものの、年間の実質GDP成長率は0.7%程度にとどまった可能性が高い。この低成長から17年は抜け出せるだろうか。  16年は世界の政治にも想定外の事態が生じた年だった。6月に英国がEU(欧州連合)離脱を決定、11月の米国大統領選挙では暴言連発のドナルド・トランプ氏が選出された。いずれも事前予想をひっくり返すものだった。世界的に拡大するポピュ

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