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人工知能はどこまで医療を変えるか
2017年1月1日号
最近、人工知能(AI)の医療への利活用や研究事例が多く聞かれるようになった。 東京大学医科学研究所(医科研)で、米IBMの「ワトソン」をがん患者の診断支援に使った研究では、8割近くの症例で診断や治療に役立つ情報を提示したとの研究成果がまとまった。がんの原因となっている遺伝子変異をわずか10分程度で特定し、適切な抗がん剤の処方につなげたケースもあった。 東大や国際電気通信基礎技術研究所のグループは、AIを使って、発達障害の一種「自閉症スペクトラム(ASD)」を、脳活動のパターンから見分ける方法を開発した。将来は補助的な診断指標として使える可能性がある。 京都大学と富士通などは、AIを使って日本人のゲノムデータを解析し、病気との関連をまとめた医療データベースをつくる。がんや認知症などを対象に患者に最適な治療法を助言できるシステムの実用化のメド...
最近、人工知能(AI)の医療への利活用や研究事例が多く聞かれるようになった。 東京大学医科学研究所(医科研)で、米IBMの「ワトソン」をがん患者の診断支援に使った研究では、8割近くの症例で診断や治療に役立つ情報を提示したとの研究成果がまとまった。がんの原因となっている遺伝子変異をわずか10分程度で特定し、適切な抗がん剤の処方につなげたケースもあった。 東大や国際電気通信基礎技術研究所のグループは、AIを使って、発達障害の一種「自閉症スペクトラム(ASD)」を、脳活動のパターンから見分ける方法を開発した。将来は補助的な診断指標として使える可能性がある。 京都大学と富士通などは、AIを使って日本人のゲノムデータを解析し、病気との関連をまとめた医療データベースをつくる。がんや認知症などを対象に患者に最適な治療法を助言できるシステムの実用化のメドを2
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