医薬経済オンライン

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首の皮一枚でつながった「高水準型」

研発税制、上乗せ延長で不安視されるあの加算

2016年12月15日号

必死のアピール(左)が奏効し、笑顔の大西経済課長(右)「日本から第2、第3のオプジーボのようなヒット商品が出せるよう……。薬価を上げる意味ではありませんよ。納税もしっかりやっていただき、国際競争のなかで日本の製薬に頑張ってもらいたい」  渡嘉敷奈緒美厚労部会長には、冗談を交える余裕があった。12月6日、自民党の税制調査会小委員長で法人課税の研究開発税制の見直しが事実上、決着した。厚生労働省、そして製薬業界の要望を背負うかたちで意見を述べてきた渡嘉敷氏が声を弾ませる。 「お礼を申し上げたい。高水準型の延長に加え、総額型の控除限度額を上げていただいた」  製薬業界は、16年度末で期限切れを迎えるため、恩恵が大きい「上乗せ措置」(とくに高水準型)の恒久化を重点的に要望してきた。恒久化は叶わなかったが、今回、高水準型の「2年延長」(18年度末まで)が決まった... 必死のアピール(左)が奏効し、笑顔の大西経済課長(右)「日本から第2、第3のオプジーボのようなヒット商品が出せるよう……。薬価を上げる意味ではありませんよ。納税もしっかりやっていただき、国際競争のなかで日本の製薬に頑張ってもらいたい」  渡嘉敷奈緒美厚労部会長には、冗談を交える余裕があった。12月6日、自民党の税制調査会小委員長で法人課税の研究開発税制の見直しが事実上、決着した。厚生労働省、そして製薬業界の要望を背負うかたちで意見を述べてきた渡嘉敷氏が声を弾ませる。 「お礼を申し上げたい。高水準型の延長に加え、総額型の控除限度額を上げていただいた」  製薬業界は、16年度末で期限切れを迎えるため、恩恵が大きい「上乗せ措置」(とくに高水準型)の恒久化を重点的に要望してきた。恒久化は叶わなかったが、今回、高水準型の「2年延長」(18年度末まで)が決まった。

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