医系技官の欲満たす医務総監と専門医
霞が関最後の「白い巨塔」が企図する戦前回帰
参院議員政策担当秘書 岡田裕二
2016年12月15日号
「英国などでは150年余りの歴史を持つチーフ・メディカル・オフィサーというものがあります。これは省外の方になっていただいているというのが多いわけです」
8月24日の記者会見で、新たに創設したい事務次官級の医系技官ポスト「医務総監」について問われた塩崎恭久厚生労働相はこう答えた。だが、初代医務総監は誰かについて水を向けられると「(厚労省の)中の人で医療の知識をしっかりと持っている人」と明言した。
この医務総監は塩崎厚労相の直轄の諮問「保健医療2035策定懇談会」の提言書に盛り込まれた肝煎りポストだ。だが、一説には塩崎厚労相から寵愛を受ける「鈴木(康裕)保険局長のためのポスト」という声もある。
現在、医療・保健の技術分野で部局連携による対応が必要な重要課題が増えており、感染症対策や高齢化対策など、外交での重要性も増している。厚労省は17年度の組織改...
「英国などでは150年余りの歴史を持つチーフ・メディカル・オフィサーというものがあります。これは省外の方になっていただいているというのが多いわけです」
8月24日の記者会見で、新たに創設したい事務次官級の医系技官ポスト「医務総監」について問われた塩崎恭久厚生労働相はこう答えた。だが、初代医務総監は誰かについて水を向けられると「(厚労省の)中の人で医療の知識をしっかりと持っている人」と明言した。
この医務総監は塩崎厚労相の直轄の諮問「保健医療2035策定懇談会」の提言書に盛り込まれた肝煎りポストだ。だが、一説には塩崎厚労相から寵愛を受ける「鈴木(康裕)保険局長のためのポスト」という声もある。
現在、医療・保健の技術分野で部局連携による対応が必要な重要課題が増えており、感染症対策や高齢化対策など、外交での重要性も増している。厚労省は17年度の組織改編で
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