医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

Halmes&Vaccine

切り札も失った製薬業界

第38回 〜再配分のあり方が変わる〜

コイツ・ドナン

2016年12月15日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬業界の将来像を推理している。日本企業は抗生物質バブルで研究開発力を強化しながら、消化器官用薬領域でブロックバスターを生み出すなど努力を続けてきた。しかし、ホームズはOECD(経済協力開発機構)データから、GDPに占める医療費の割合を調べ、かつて先進国で下位にいた日本が、現在では上位にいることを明らかにしたうえで、薬剤費抑制策が強力に進むと断言した。それは新薬の薬価を抑えるだけでなく、ジェネリックでも実行されると予測した。  ホームズはOECDデータから、ジェネリックの初収載時の薬価が先発品の33%で算定される可能性を指摘した。OECDデータだけで推理するのは、やや強引ではあるものの、ジェネリックの品目数の淘汰を考えている政府が考えそうなことでもある。OECDデータからいろんなことを考... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬業界の将来像を推理している。日本企業は抗生物質バブルで研究開発力を強化しながら、消化器官用薬領域でブロックバスターを生み出すなど努力を続けてきた。しかし、ホームズはOECD(経済協力開発機構)データから、GDPに占める医療費の割合を調べ、かつて先進国で下位にいた日本が、現在では上位にいることを明らかにしたうえで、薬剤費抑制策が強力に進むと断言した。それは新薬の薬価を抑えるだけでなく、ジェネリックでも実行されると予測した。  ホームズはOECDデータから、ジェネリックの初収載時の薬価が先発品の33%で算定される可能性を指摘した。OECDデータだけで推理するのは、やや強引ではあるものの、ジェネリックの品目数の淘汰を考えている政府が考えそうなことでもある。OECDデータからいろんなことを考える

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence