薬局物流に「本気」で挑むヤマト
規制緩和後を睨み「力を溜める」
2016年12月15日号
田町にある調剤ハブ 日本経済新聞が、米ウオール・ストリート・ジャーナルと並ぶ英の高級経済紙、フィナンシャル・タイムズ(FT)の買収を完了してから1年少々が経過した。1600億円という巨額な取得価格の是非もさることながら、天下のFТを、日経が御せるのかとの疑問の声が渦巻いたことは記憶に新しいところだ。
その後も独自スクープと称して打ち出す同社得意の“飛ばし記事”が一向に止まないところを見るにつけ、FТの良心は、日経の土壌にプラスの作用を与えられていないようである。もっとも、そうした飛ばし記事のなかにも、数少ないながら、正鵠を得ていると思われるものがあるから悩ましい。
10月24日付の朝刊で、大手調剤チェーンのクオールがヤマトホールディングス(HD)と組んで、医療用医薬品の宅配サービスを始めるとぶちあげた記事は、最近の代表例として挙げてよいだろう。
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田町にある調剤ハブ 日本経済新聞が、米ウオール・ストリート・ジャーナルと並ぶ英の高級経済紙、フィナンシャル・タイムズ(FT)の買収を完了してから1年少々が経過した。1600億円という巨額な取得価格の是非もさることながら、天下のFТを、日経が御せるのかとの疑問の声が渦巻いたことは記憶に新しいところだ。
その後も独自スクープと称して打ち出す同社得意の“飛ばし記事”が一向に止まないところを見るにつけ、FТの良心は、日経の土壌にプラスの作用を与えられていないようである。もっとも、そうした飛ばし記事のなかにも、数少ないながら、正鵠を得ていると思われるものがあるから悩ましい。
10月24日付の朝刊で、大手調剤チェーンのクオールがヤマトホールディングス(HD)と組んで、医療用医薬品の宅配サービスを始めるとぶちあげた記事は、最近の代表例として挙げてよいだろう。
そ
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