医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

低分子の大型薬効の縮小がもたらす影響

第117回

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎

2016年12月15日号

 日本ではアストラゼネカが50歳以上のプライマリーケア担当のMR約150人のうち、40人を減らすことが報じられている。アストラゼネカは現在、米国で「クレストール」の後発品が5月に登場したことにより、パテントクリフの影響を最も受けているメーカーであり、今年1〜3四半期の税引前利益は前年同期比▲36.6%の13.7億ドルと急減した。そのため、年間で11億ドルのコスト削減をめざしており、12月には英国にある財務部門(約280人)の一部を人件費の安いマレーシア、コスタリカ、ポーランドへ移し、新たにリージョナルセンターを創ることも報じられた。日本でも派遣社員が多い一般的な仕事を人件費の安い国へ移すことは増えており、ノバルティスは14年に本社や先進国の間接部門の人員4000人を削減し、インドへ集約している。  アストラゼネカは世界の製造ネットワークも見直しており、低分子薬の...  日本ではアストラゼネカが50歳以上のプライマリーケア担当のMR約150人のうち、40人を減らすことが報じられている。アストラゼネカは現在、米国で「クレストール」の後発品が5月に登場したことにより、パテントクリフの影響を最も受けているメーカーであり、今年1〜3四半期の税引前利益は前年同期比▲36.6%の13.7億ドルと急減した。そのため、年間で11億ドルのコスト削減をめざしており、12月には英国にある財務部門(約280人)の一部を人件費の安いマレーシア、コスタリカ、ポーランドへ移し、新たにリージョナルセンターを創ることも報じられた。日本でも派遣社員が多い一般的な仕事を人件費の安い国へ移すことは増えており、ノバルティスは14年に本社や先進国の間接部門の人員4000人を削減し、インドへ集約している。  アストラゼネカは世界の製造ネットワークも見直しており、低分子薬の製造

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