医薬経済オンライン

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「生き残り5社」の保証なき後発品専業大手

使用促進策の最中なのに計画未達

2016年12月1日号

「ジェネリックメーカーは5社しか残らない」  5社と聞いて日医工、沢井製薬、東和薬品、大洋薬品、共和薬品を思い描く人は昔を懐かしんでいるのかもしれない。だが、残念ながらこの5社ではないのは、すぐにわかる。  11月9日、本社で開いた決算説明会で、日本調剤の三津原博社長が低いトーンで言い切った。調剤薬局チェーンの経営者というユーザー目線ではなく、後発品の製造販売を手掛ける日本ジェネリック、長生堂製薬を率いるトップとしての発言だ。生き残った5社には、日調グループが食い込むことを前提に、後発品2兆円市場の「25%くらいは欲しい夢を抱いている」と野心を隠さない。  一昔前までは一笑に付されたかもしれない。だが、環境が様変わりしたこのご時世では、現実味さえ帯びている。  日調の17年3月期第2四半期業績のうち、医薬品製造販売事業の売上高は前年同期比21.8%増の187億2... 「ジェネリックメーカーは5社しか残らない」  5社と聞いて日医工、沢井製薬、東和薬品、大洋薬品、共和薬品を思い描く人は昔を懐かしんでいるのかもしれない。だが、残念ながらこの5社ではないのは、すぐにわかる。  11月9日、本社で開いた決算説明会で、日本調剤の三津原博社長が低いトーンで言い切った。調剤薬局チェーンの経営者というユーザー目線ではなく、後発品の製造販売を手掛ける日本ジェネリック、長生堂製薬を率いるトップとしての発言だ。生き残った5社には、日調グループが食い込むことを前提に、後発品2兆円市場の「25%くらいは欲しい夢を抱いている」と野心を隠さない。  一昔前までは一笑に付されたかもしれない。だが、環境が様変わりしたこのご時世では、現実味さえ帯びている。  日調の17年3月期第2四半期業績のうち、医薬品製造販売事業の売上高は前年同期比21.8%増の187億2200

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