医薬経済オンライン

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HOLMES & VACCINE

切り札も失った製薬業界

第37回 〜OECDデータとジェネリック〜

コイツ・ドナン

2016年12月1日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬企業の未来を占っている。日本企業は抗生物質バブルで研究開発力を強化しながら、消化器官用薬領域でブロックバスターを生み出した。しかし、最近の日本政府は国内企業の開発力を評価するよりも、薬価の引き下げに躍起になっている。どうしてなのか。ホームズはOECD(経済協力開発機構)データから、その理由を解明した。GDPに占める医療費の割合を調べると、かつて先進国で下位にいた日本が、現在では上位にいることが明らかとなった。それも新薬創出・適応外薬解消等促進加算が試行導入された10年度以降に伸びていた。ホームズはこれから先も薬剤費抑制策が強力に進むと見ている。  OECDデータを見て、日本の医療費と薬剤費が高い割合で推移していることは衝撃だった。GDPに占める医療費の割合が10%を超え、これが五輪だっ... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬企業の未来を占っている。日本企業は抗生物質バブルで研究開発力を強化しながら、消化器官用薬領域でブロックバスターを生み出した。しかし、最近の日本政府は国内企業の開発力を評価するよりも、薬価の引き下げに躍起になっている。どうしてなのか。ホームズはOECD(経済協力開発機構)データから、その理由を解明した。GDPに占める医療費の割合を調べると、かつて先進国で下位にいた日本が、現在では上位にいることが明らかとなった。それも新薬創出・適応外薬解消等促進加算が試行導入された10年度以降に伸びていた。ホームズはこれから先も薬剤費抑制策が強力に進むと見ている。  OECDデータを見て、日本の医療費と薬剤費が高い割合で推移していることは衝撃だった。GDPに占める医療費の割合が10%を超え、これが五輪だったら

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