新薬メーカーが喜べぬ「増益」事情
売上げ低迷時に首をもたげる効率化
2016年11月15日号
再算定のダメージは大きい(アステラス・畑中社長)「成長品であるイクスタンジが市場拡大再算定で▲25%という大きな引き下げを受けている。まずはここが大きく効いている」
10月28日。アステラス製薬の畑中好彦社長は本社での決算説明会で国内市場の不振をこう分析した。
表1にあるように、アステラスの17年3月期第2四半期の売上げは、前年同期比▲5.2%の6516億73百万円と減収だった。このうち国内市場は、▲7.6%の2218億円と後退している。
畑中社長が名指しするイクスタンジは、指摘のとおり足を引っ張り、▲9.9%の118億円と低迷し、この日公表した通期の修正予想でも243億円(期初予想より▲14億円)と落とした。
表に掲げた製薬会社はアステラス以外、市場拡大再算定品目は持ち合わせていない。しかし、売上高、営業利益とも好調と言えるのは塩野義製薬だけ。各社は通常の薬価引き下げ、後...
再算定のダメージは大きい(アステラス・畑中社長)「成長品であるイクスタンジが市場拡大再算定で▲25%という大きな引き下げを受けている。まずはここが大きく効いている」
10月28日。アステラス製薬の畑中好彦社長は本社での決算説明会で国内市場の不振をこう分析した。
表1にあるように、アステラスの17年3月期第2四半期の売上げは、前年同期比▲5.2%の6516億73百万円と減収だった。このうち国内市場は、▲7.6%の2218億円と後退している。
畑中社長が名指しするイクスタンジは、指摘のとおり足を引っ張り、▲9.9%の118億円と低迷し、この日公表した通期の修正予想でも243億円(期初予想より▲14億円)と落とした。
表に掲げた製薬会社はアステラス以外、市場拡大再算定品目は持ち合わせていない。しかし、売上高、営業利益とも好調と言えるのは塩野義製薬だけ。各社は通常の薬価引き下げ、後発品
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