医薬経済オンライン

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「待ったなし」都市部の医療難民対策

低所得高齢者の受け皿づくりを提唱する医師

2016年11月15日号

 これこそ超高齢化時代の切り札かもしれない。藤田保健衛生大学医学部の岩尾聡士教授が提唱する「IWAOモデル」である。  岩尾教授が米国立衛生研究所(NIH)に所属していたとき、近くのジョンズ・ホプキンス大学医学部の「エルダーハウスコール」を訪れ、『高齢者を街全体で看守る』仕組みに感動。超高齢化社会を迎えた日本こそ同様のモデルが必要だと実感し、医療をベースに看護・介護・リハビリがチームとなって高齢者を支える「CBM(コミュニティ・ベイスド・メディスン)ヘルスケアイノベーションIWAOモデル」を提唱している。岩尾教授のすごいところは、地元の名古屋市で在宅医療専門の「まごころ在宅医療クリニック」を運営する消化器外科医の康子夫人とともに自ら実践していることだ。  岩尾教授は「今、医療費抑制のために、病院で療養病棟に入院している患者を退院させる。そ...  これこそ超高齢化時代の切り札かもしれない。藤田保健衛生大学医学部の岩尾聡士教授が提唱する「IWAOモデル」である。  岩尾教授が米国立衛生研究所(NIH)に所属していたとき、近くのジョンズ・ホプキンス大学医学部の「エルダーハウスコール」を訪れ、『高齢者を街全体で看守る』仕組みに感動。超高齢化社会を迎えた日本こそ同様のモデルが必要だと実感し、医療をベースに看護・介護・リハビリがチームとなって高齢者を支える「CBM(コミュニティ・ベイスド・メディスン)ヘルスケアイノベーションIWAOモデル」を提唱している。岩尾教授のすごいところは、地元の名古屋市で在宅医療専門の「まごころ在宅医療クリニック」を運営する消化器外科医の康子夫人とともに自ら実践していることだ。  岩尾教授は「今、医療費抑制のために、病院で療養病棟に入院している患者を退院させる。その

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