IMSデータに見る市場動向
「乱高下」するC型肝炎治療薬
2016年11月15日号
市場調査会社IMSジャパンが11月1日、16年7〜9月の国内医療用医薬品の売上げデータ(薬価ベース)を発表した。1位は15年9月発売のギリアド・サイエンシズの「ハーボニーハイゴウ」の448億40百万円(前年同期比494.7%増)だが、同社の「ソバルディ」は▲55.8%の191億40百万円と8位だった。特例拡大(巨額)再算定の対象となった2製品。ハーボニーも10月以降は大幅なマイナスが予想される。 想定していたとはいえ、何百億円もの売上高を計上していた製品がこうも乱高下するというのは、果たして正常な姿なのだろうか。C型肝炎治療薬が入る「全身性抗ウイルス剤」は▲4.6%の1070億86百万円に終わった。ハーボニーのプラスがなければ、激減しているところだった。 17年3月期第2四半期累計決算が製薬各社から発表されたが、ハーボニーの売上高と同じ規模の製薬企業が長期収載品の引き下げで苦しんでい...
市場調査会社IMSジャパンが11月1日、16年7〜9月の国内医療用医薬品の売上げデータ(薬価ベース)を発表した。1位は15年9月発売のギリアド・サイエンシズの「ハーボニーハイゴウ」の448億40百万円(前年同期比494.7%増)だが、同社の「ソバルディ」は▲55.8%の191億40百万円と8位だった。特例拡大(巨額)再算定の対象となった2製品。ハーボニーも10月以降は大幅なマイナスが予想される。 想定していたとはいえ、何百億円もの売上高を計上していた製品がこうも乱高下するというのは、果たして正常な姿なのだろうか。C型肝炎治療薬が入る「全身性抗ウイルス剤」は▲4.6%の1070億86百万円に終わった。ハーボニーのプラスがなければ、激減しているところだった。 17年3月期第2四半期累計決算が製薬各社から発表されたが、ハーボニーの売上高と同じ規模の製薬企業が長期収載品の引き下げで苦しんでいる
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