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OBSERVER

勝俣範之 日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授

2016年11月1日号

がん医療の自由診療に規制を──免疫細胞療法や低用量抗がん剤治療など、がん医療での自由診療が問題となっています。勝俣 エビデンスのない治療を、保険適用外のものと組み合わせて自由診療としてやっているクリニックがある。とくに免疫細胞療法は、何百というクリニックがやっている。効果が乏しいのに値段が高いうえ、自由診療だから言い値を付けられる。オプジーボと併用して効果があるようなことがインターネットには書かれているが、(副作用による)死者まで出ていて臨床腫瘍学会が警告している。──オプジーボは高額ですが、保険適用されています。勝俣 医療費全体で見れば、オプジーボの問題はそう大きくない。何百万人が使用する高血圧や糖尿病の薬のほうがずっと大きい。しっかりエビデンスがある薬なので、オプジーボだけを高額だからどうこうしようというのは筋違いだ。──なぜ自由診療はエ... がん医療の自由診療に規制を──免疫細胞療法や低用量抗がん剤治療など、がん医療での自由診療が問題となっています。勝俣 エビデンスのない治療を、保険適用外のものと組み合わせて自由診療としてやっているクリニックがある。とくに免疫細胞療法は、何百というクリニックがやっている。効果が乏しいのに値段が高いうえ、自由診療だから言い値を付けられる。オプジーボと併用して効果があるようなことがインターネットには書かれているが、(副作用による)死者まで出ていて臨床腫瘍学会が警告している。──オプジーボは高額ですが、保険適用されています。勝俣 医療費全体で見れば、オプジーボの問題はそう大きくない。何百万人が使用する高血圧や糖尿病の薬のほうがずっと大きい。しっかりエビデンスがある薬なので、オプジーボだけを高額だからどうこうしようというのは筋違いだ。──なぜ自由診療はエビデ

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