医薬経済オンライン

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広がる「検査値付き」院外処方箋

日薬学術大会で「入場規制」がかかった1番人気の分科会

(株)薬新 井高恭彦

2016年11月1日号

 保険薬局で患者の臨床検査値を見て、処方箋をチェックする動きが急速に広がっている。数年前に、一部の大学病院が検査値付きの院外処方箋を市中に流したのが引き金になった。今では薬局自ら簡易検査器を常設して患者の状況を把握、処方薬の疑義を病院、診療所に照会するケースも出てきている。  10月に名古屋市で開かれた第49回日本薬剤師会学術大会でも、検査値に基づく処方箋チェックをテーマにした分科会があった。定員240人の会場に450人近くの傍聴希望者が押し寄せ、駆けつけたときは、すでに満員。「これ以上の入場はお断りしています」と、係員が入り口に立ちふさがり、行き場を失った人たちが途方に暮れていた。プレス章を見せて懇願し、筆者はかろうじて入場許可を得た。会場内は、立ち見の傍聴者が幾重にも層をなし、ムワッとする人いきれに溢れていた。かなり無理して頑張らないと身動き...  保険薬局で患者の臨床検査値を見て、処方箋をチェックする動きが急速に広がっている。数年前に、一部の大学病院が検査値付きの院外処方箋を市中に流したのが引き金になった。今では薬局自ら簡易検査器を常設して患者の状況を把握、処方薬の疑義を病院、診療所に照会するケースも出てきている。  10月に名古屋市で開かれた第49回日本薬剤師会学術大会でも、検査値に基づく処方箋チェックをテーマにした分科会があった。定員240人の会場に450人近くの傍聴希望者が押し寄せ、駆けつけたときは、すでに満員。「これ以上の入場はお断りしています」と、係員が入り口に立ちふさがり、行き場を失った人たちが途方に暮れていた。プレス章を見せて懇願し、筆者はかろうじて入場許可を得た。会場内は、立ち見の傍聴者が幾重にも層をなし、ムワッとする人いきれに溢れていた。かなり無理して頑張らないと身動きでき

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