ふるさと納税が「起爆剤」の病院活用術
医療の町のPR、機器の稼働率上げなど目的さまざま
2016年11月1日号
昨今、人気がうなぎ上りなのが「ふるさと納税」だ。最初は故郷を応援しようというものだったが、各市町村がお礼に特産品を贈ってくれることから、故郷でない人も特産品と節税目当てにふるさと納税に参加している。現在は全国の1741区市町村がふるさと納税を実施するが、市町村にとっては貴重な税収源になっている。何に使ったかわからない所得税や固定資産税などと違い、多くの自治体が、ふるさと納税で集まった資金を公園整備や図書館のリニューアルに使ったと公表しているから、最も透明な税金の使い方と言える。
一方で、お礼の特産品は拡大している。〝オラが村〟特産の米や牛肉、豚肉、銘酒はおろか地元の工場でつくっているパソコンだ、自転車だと増えつづけ、まるでデパートの名店街さながらの状況だ。
そんな返礼品のなかで最近、人気なのが人間ドックだという。市内の総合病院と提携、納...
昨今、人気がうなぎ上りなのが「ふるさと納税」だ。最初は故郷を応援しようというものだったが、各市町村がお礼に特産品を贈ってくれることから、故郷でない人も特産品と節税目当てにふるさと納税に参加している。現在は全国の1741区市町村がふるさと納税を実施するが、市町村にとっては貴重な税収源になっている。何に使ったかわからない所得税や固定資産税などと違い、多くの自治体が、ふるさと納税で集まった資金を公園整備や図書館のリニューアルに使ったと公表しているから、最も透明な税金の使い方と言える。
一方で、お礼の特産品は拡大している。〝オラが村〟特産の米や牛肉、豚肉、銘酒はおろか地元の工場でつくっているパソコンだ、自転車だと増えつづけ、まるでデパートの名店街さながらの状況だ。
そんな返礼品のなかで最近、人気なのが人間ドックだという。市内の総合病院と提携、納税
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