医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

円ドル相場はどこへ行く

—足元の静観姿勢変わるか—

2016年11月1日号

 今年に入ってからの円ドル相場の動きを月間平均で見ると、1月が118.3円、2月が115.1円、3月が113.1円、4月が110.0円、5月が109.1円、6月が105.5円、7月が104.0円、8月が101.3円、9月が101.9円、10月が26日現在で104.3円である。円高の趨勢にあったが、10月は円安気味に動いている。ただ、小動きの域を出ず、市場関係者の基本スタンスは「静観」だ。結果が為替に大きく影響しかねない米国大統領選が近づいているから当然だろう。  静観の姿勢が強まっていることは、相場の振幅が時の経過とともに小さくなっていることに明らかだ。月間の変動幅を見ると、6月が8.0円、7月が6.2円だったが、8月は3.3円、9月は2.9円、10月は26日現在で3.7円だ。8月から模様眺め機運が強まってきた。7月18日に共和党、25日に民主党の党大会が開催され、大統領候補が指名された。8月からはドナルド・トランプ候補とヒラリー...  今年に入ってからの円ドル相場の動きを月間平均で見ると、1月が118.3円、2月が115.1円、3月が113.1円、4月が110.0円、5月が109.1円、6月が105.5円、7月が104.0円、8月が101.3円、9月が101.9円、10月が26日現在で104.3円である。円高の趨勢にあったが、10月は円安気味に動いている。ただ、小動きの域を出ず、市場関係者の基本スタンスは「静観」だ。結果が為替に大きく影響しかねない米国大統領選が近づいているから当然だろう。  静観の姿勢が強まっていることは、相場の振幅が時の経過とともに小さくなっていることに明らかだ。月間の変動幅を見ると、6月が8.0円、7月が6.2円だったが、8月は3.3円、9月は2.9円、10月は26日現在で3.7円だ。8月から模様眺め機運が強まってきた。7月18日に共和党、25日に民主党の党大会が開催され、大統領候補が指名された。8月からはドナルド・トランプ候補とヒラリー・

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