医薬経済オンライン

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医療企業・その現状と展望

メディキット 血管用カテーテル関連を展開

—独自性を武器に高シェア—

2016年11月1日号

 メディキットは血液・血管用カテーテル・留置針を主製品とする医療機器メーカーである。カテーテル・留置針は体内に挿入して検査や治療を行うための細く柔らかいチューブのことだが、心筋梗塞や脳梗塞、肝臓がんなどの診断・治療をはじめ、点滴や輸血などにも欠かせない医療機器である。  73年に人工透析用留置針の製造を目的に設立されたが、76年に国内初のフッ素樹脂を使用した一体血管留置針を開発し、さらに86年には血管造影用カテーテルを開発、カテーテル事業に進出した。01年には輸液・輸血用に世界に先駆けて感染を防止する止血弁付き安全留置針を開発した。いずれも独自性の強い製品で、小児心臓用カテーテルのように世界初の製品としてグローバル・スタンダードになった製品もある。独自性が強みになって製品群のシェアは高い。  事業はアンギオ類、人工透析類、静脈留置針類の3部門で構...  メディキットは血液・血管用カテーテル・留置針を主製品とする医療機器メーカーである。カテーテル・留置針は体内に挿入して検査や治療を行うための細く柔らかいチューブのことだが、心筋梗塞や脳梗塞、肝臓がんなどの診断・治療をはじめ、点滴や輸血などにも欠かせない医療機器である。  73年に人工透析用留置針の製造を目的に設立されたが、76年に国内初のフッ素樹脂を使用した一体血管留置針を開発し、さらに86年には血管造影用カテーテルを開発、カテーテル事業に進出した。01年には輸液・輸血用に世界に先駆けて感染を防止する止血弁付き安全留置針を開発した。いずれも独自性の強い製品で、小児心臓用カテーテルのように世界初の製品としてグローバル・スタンダードになった製品もある。独自性が強みになって製品群のシェアは高い。  事業はアンギオ類、人工透析類、静脈留置針類の3部門で構成さ

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