漢方処方 千差万様
がん関連の「相談」と「対応」
第21回
安廣誠心堂薬局 安廣嘉人
2016年11月1日号
テレビや雑誌で医療に関する記事が登場しない日はありません。インターネットでも、クリニック、学会、患者会などさまざまな立場の医療関係者から情報発信があります。当事者は情報の交通整理がつかず、かえって不安を抱えたり、ひとりで悩んでしまったりと、その受け手の感情もさまざまです。
そのような背景があってか、最近はがん関連での漢方相談が多くなったように思われます。がん関連の相談をいくつか紹介し、次に症例を見ていきます。
「がんが治る漢方薬はありますか」「漢方薬で抗がん剤治療の副作用を少しでも軽くできませんか」「がんと診断されて、とても不安で夜眠れない」「将来のことをくよくよと思い悩んで悲しくなる」「急に動悸がして止まらなくなった」など、がん疾患そのものよりも副作用やメンタルのことなどの悩みのほうが大きいです。そこで、「漢方薬でがん自体を治すこと...
テレビや雑誌で医療に関する記事が登場しない日はありません。インターネットでも、クリニック、学会、患者会などさまざまな立場の医療関係者から情報発信があります。当事者は情報の交通整理がつかず、かえって不安を抱えたり、ひとりで悩んでしまったりと、その受け手の感情もさまざまです。
そのような背景があってか、最近はがん関連での漢方相談が多くなったように思われます。がん関連の相談をいくつか紹介し、次に症例を見ていきます。
「がんが治る漢方薬はありますか」「漢方薬で抗がん剤治療の副作用を少しでも軽くできませんか」「がんと診断されて、とても不安で夜眠れない」「将来のことをくよくよと思い悩んで悲しくなる」「急に動悸がして止まらなくなった」など、がん疾患そのものよりも副作用やメンタルのことなどの悩みのほうが大きいです。そこで、「漢方薬でがん自体を治すことは
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