医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

チュージング・ワイズリーの活動に注目を

第25回

鳥集徹

2016年11月1日号

「Choosing Wisely(チュージング・ワイズリー)」という言葉をご存知だろうか。 現在、医療現場で行われている検査や治療が過剰なものになっていないかを検証し、患者との対話を通して「賢い選択」をしようというキャンペーンだ。 米国では12年に、米国内科認証機構財団(ABIM)が臨床系の専門学会に対して、価値が低く過剰だと考えられる検査や治療を5項目ずつピックアップするよう呼びかけた。その結果、全米70の学会がこれに応じた。 例えば、日本でも馴染み深いものでは、次のような検査や治療が「過剰」と指摘されている。「危険な兆候がない腰痛に対する画像診断」「自覚症状のない成人に対する定期的な健康診断」「平均余命10年以下の成人に対するがん検診」「ウイルス性の呼吸器疾患に対する抗生剤の投与(小児)」 ほかにどのような項目が挙っているか関心のある読者は、英語だがAB... 「Choosing Wisely(チュージング・ワイズリー)」という言葉をご存知だろうか。 現在、医療現場で行われている検査や治療が過剰なものになっていないかを検証し、患者との対話を通して「賢い選択」をしようというキャンペーンだ。 米国では12年に、米国内科認証機構財団(ABIM)が臨床系の専門学会に対して、価値が低く過剰だと考えられる検査や治療を5項目ずつピックアップするよう呼びかけた。その結果、全米70の学会がこれに応じた。 例えば、日本でも馴染み深いものでは、次のような検査や治療が「過剰」と指摘されている。「危険な兆候がない腰痛に対する画像診断」「自覚症状のない成人に対する定期的な健康診断」「平均余命10年以下の成人に対するがん検診」「ウイルス性の呼吸器疾患に対する抗生剤の投与(小児)」 ほかにどのような項目が挙っているか関心のある読者は、英語だがABIM

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