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日本人が誇るべき研究者たち
2016年11月1日号
東京工業大学の大隅良典栄誉教授が16年のノーベル医学・生理学賞をした。昨年は北里大学の大村智特別栄誉教授が、12年には山中伸弥・京都大学教授が受賞。5年間で3人の日本の研究者が同一部門のノーベル賞を受賞した快挙に、筆者は感動を覚えた。 今回は3人のノーベル賞受賞者の人間像に、筆者なりに触れてみたい。それぞれの研究テーマなど専門的な内容については、何も申し上げるつもりはない。専らメディアが報じた範囲での情報に拠って3人の人柄などに焦点を当てる。 まず、京都大学iPS細胞研究所所長の山中教授だ。研究の傍らジョギングを趣味としてフルマラソンに何度も参加している。それも単に自身の趣味だけではない。12年3月の京都マラソンで山中教授自身が完走を条件に、iPS基金への寄付を呼び掛け、1000万円以上を集めた。このときは4時間29分で完走した。また13年10月の大阪マラ...
東京工業大学の大隅良典栄誉教授が16年のノーベル医学・生理学賞をした。昨年は北里大学の大村智特別栄誉教授が、12年には山中伸弥・京都大学教授が受賞。5年間で3人の日本の研究者が同一部門のノーベル賞を受賞した快挙に、筆者は感動を覚えた。 今回は3人のノーベル賞受賞者の人間像に、筆者なりに触れてみたい。それぞれの研究テーマなど専門的な内容については、何も申し上げるつもりはない。専らメディアが報じた範囲での情報に拠って3人の人柄などに焦点を当てる。 まず、京都大学iPS細胞研究所所長の山中教授だ。研究の傍らジョギングを趣味としてフルマラソンに何度も参加している。それも単に自身の趣味だけではない。12年3月の京都マラソンで山中教授自身が完走を条件に、iPS基金への寄付を呼び掛け、1000万円以上を集めた。このときは4時間29分で完走した。また13年10月の大阪マラソン
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