医薬経済オンライン

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子どもの「抑うつ傾向」世界有数の日本

貧困層だけではない深刻な状況

2016年10月15日号

「お金持ちの家庭の子どもも貧しい家庭の子どもたちと同様に抑うつや精神的不安のストレスを抱えている」──。  こんな調査結果を日本医科大学公衆衛生学の可知悠子助教のグループが発表した。所得が低い世帯、ひとり親世帯は子供に抑うつ・不安の傾向が強いのではないか、という懸念から無作為抽出した全国の12歳から18歳の子どもを対象に親の社会経済状況と抑うつ・不安の関連を調査したという。  欧米ではこの種の調査が度々行われ、親の社会経済状況が悪いほど子どもが抑うつ・不安状態に陥るリスクが高いことが多数報告されているが、日本ではこのような報告がなかった。そこで調査すると、欧米の調査結果とは異なる結果が見えてきたという。貧しい家庭の子どもやシングルマザーの子どもたちが抑うつや不安を多く抱えているのは欧米と同じだが、日本では何不自由なさそうな裕福な家庭の子どもたち... 「お金持ちの家庭の子どもも貧しい家庭の子どもたちと同様に抑うつや精神的不安のストレスを抱えている」──。  こんな調査結果を日本医科大学公衆衛生学の可知悠子助教のグループが発表した。所得が低い世帯、ひとり親世帯は子供に抑うつ・不安の傾向が強いのではないか、という懸念から無作為抽出した全国の12歳から18歳の子どもを対象に親の社会経済状況と抑うつ・不安の関連を調査したという。  欧米ではこの種の調査が度々行われ、親の社会経済状況が悪いほど子どもが抑うつ・不安状態に陥るリスクが高いことが多数報告されているが、日本ではこのような報告がなかった。そこで調査すると、欧米の調査結果とは異なる結果が見えてきたという。貧しい家庭の子どもやシングルマザーの子どもたちが抑うつや不安を多く抱えているのは欧米と同じだが、日本では何不自由なさそうな裕福な家庭の子どもたちも

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